フィルターバブルとネットリテラシー

子育て

末男の自閉症スペクトラム発覚から、勢い色々な情報を見てきましたがここでひと先ず立ち止まって考える時間が欲しくなりました。

自身が健康上の問題を抱えている人や、問題を抱える家族をもつ人はインターネットや書籍などの情報を駆使して改善や治療のための方法を見出そうとします。インターネット普及以前とは比べものにならないほどの様々な情報が氾濫している中、私たちはどの情報を確かなものとして信頼していくべきなのでしょうか。

私自身、思うところをあげて記しておきたいと思います。

フィルターバブル

フィルターバブル (filter bubble) とは、「インターネットの検索サイトが提供するアルゴリズムが、各ユーザーが見たくないような情報を遮断する機能」(フィルター)のせいで、まるで「泡」(バブル)の中に包まれたように、自分が見たい情報しか見えなくなること。

出典:Wikipedia

いわゆるGAFAと呼ばれるIT企業が把握している顧客情報やサーチエンジンの学習機能により、ユーザーのトラッキングを解析して、ユーザーがもっとも好ましいと思う情報を選択して提示してくる。それと同時にユーザーが「好ましくない」と思う情報を意図的に遮断して(フィルタリング)いる。

恐ろしいことは、皆が共通して閲覧していると思っていた情報は、本当はパーソナライズ(自分の規格に合わせて提示された)情報のみを閲覧していることです。

人は欲するものを評価する

ブラウザの機能のひとつ『パーソナライズ』が何故進化したかというと、人は欲しい情報を次々に提示してくれるブラウザを優れていると評価するからです。

その人間の嗜好に反応して各ウェブブラウザが競うように進化していきました。

最終的には、自分の見たい情報とは違った立場や違った視点を閲覧する機会さえ全くなくなってしまいます。ユーザーはますます自分の欲した情報の確証を強め、唯一無二の情報だと思うようになります。

タコつぼ化

一方的に自分の欲しい情報を信じるだけでなく、自分の信じた情報を同じように信じる人のみで群れ集まるようになると、カルト的思想に傾倒することもあります。

ソーシャルメディア(TwitterやFacebookなど)では同じ考えを持つ者同士が情報のタコつぼの中で、お互いに信じることで確証を強め合っていく『エコチェンバー効果』の影響が強まります。この確証バイアスの危険が問題視されています。

ネットリテラシー

しじみさんによるイラストACからのイラスト

インターネットリテラシーつまり、インターネットを使う上で正しい使い方、マナー、活用方法のことです。特にフィルターバブルを避けるために必要なのが、インターネット上で自分の欲しい情報を得ることができる力。そして同時にその情報が正しいものかどうかを客観的に判断する力です。

その他、ネットリテラシーには違法ダウンロードやアップロードに関わる認識、個人情報の流出や利用時間の自己管理、著作権やウイルス感染に対する脅威を知ることなど幅広くあります。

ここでは情報の取捨選択のみに絞って考えていきたいと思います。

インターネットには嘘や偽物が!

なぜリテラシーが必要なのかというと、インターネット上には嘘や偽物の情報が多く存在しているからです。どの情報が自分にとって必要で確かなものか。どの情報は信憑性に乏しく、客観的なエビデンスを必要とするものか。さらに情報を探すかどうかの取捨選択が必要となります。

例えば、「自閉症は治る!」などという記事を見つけたら私なんかは一筋の光と言わんばかりに妄信したくなります。実は今はその状況。そんな時は、熱くなっている自分をひとまず落ち着かせて末男にとってプライオリティを慎重に選ぶことが大切だと感じます。

ネットだけじゃない偽物情報

誰でも投稿できるインターネットだけが嘘や偽情報の宝庫でしょうか?書籍や新聞、報道には嘘や偽情報はないのでしょうか?

作為的ではなくても、書籍・新聞・公共メディアにも誤報や偽情報は多く混ざっているのだと思います。科学そのものが未知なるもので、仮定や憶測が多い分野ではなおさら起こりやすことだと思います。

真実を求めて

事実はそこに存在するのだろうと思います。実際に起こった事象はこれにあたります。

一方真実とはなんでしょうか?例えば真実を見極めるために、複数のニュースソースに目を通すことができます。けれどそれは、私たちでいう日本語のみの情報かニュースに取り上げられた話題のみの限定的になります。World Wide Webも結局基本の英語を読み解くことができなければ、情報リテラシーも貧弱になります。(もっと英語を勉強しておくべきだった!!!痛恨)

では、真実は一体どこにあるのか。

自分が確証を得たい情報の真偽を見極める時必要なのは2つ

  • 反対意見に耳を傾け、自分が正しいと思う情報を疑う
  • 自分と異なる文化・環境・地域の考えから学ぶ

ことだと思います。それでも真実は遠い可能性だってあるのです。ですから、真実を求めてその情報必要とする限り様々な角度から継続して検証していくことが求められます。

ブラウザのフィルター機能を外す

まずフィルターバブルに捕らわれることなく、ネット上の情報の真偽を公平に見極めるために自分でできることがあります。それは、「ブラウザのフィルター機能を外す」ことです。

主なブラウザのフィルター機能を外す方法です。

ブラウザ

フィルター機能を外す方法

Google Crome

Cromeのブラウザ右上の高をクリック⇒シークレットウィンドウを開く。シークレットモード( シークレット )
iOS Safari Safariを開いて  をタップ⇒左下「プライベート」をタップ⇒「完了」をタップ。検索/Webサイト名入力部分が濃いグレーに変わります。
IE(Internet Explorer) IEのツール⇒InPrivateブラウズに設定⇒新規InPrivateブラウズが開きます。ブラウザのURLの左にInPrivateが表示されています。

悩みを持つ人同士つながりたい

一方で、私も「同じ悩みを共有する人同士つながりたい」という気持ちは常に持っています。自分の得た情報を発信したり、相談したり、共感できたり。

これは今までクローズドだった悩みをオープンにすることができるSNSの素晴らしい一面でもあります。まずは自分自身が情報の真偽をいつも公平に見極めるバランス感覚を磨き、問題点や訂正を含めて臆することなくオープンにしていきたいと思います。

もし、ブログを見てくださっている方がいましたら同じように公正にご意見などいただけると嬉しく思います。ご自身の目でクラムポンの戯言を取捨選択して欲しいのです。

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