鉄不足と受験、そして発達障害

貧血を治そう! 家族の健康
鉄欠乏すなわち貧血で起こる様々な不調をしっていますか?あなたの疲れも貧血かも?!

鉄不足が引き起こす「貧血」とは、 赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)の量が減ることです。 よく聞く「貧血」が受験期の生活を危うくしていたり、実は発達障害にも関係しているそうなのです。ここではもう一度鉄不足について再確認をして、「食事で発達障害を改善しよう」というお話です。

鉄の働きとは

体の隅々に酸素を運ぶ赤血球の材料となる他、神経伝達物質やホルモンの働き、エネルギー代謝にも大切な働きを担っています。

鉄が不足すると

鉄が不足している、それは貧血の状態。貧血は、血が足りなくなるのでは血液中の赤血球にあるヘモグロビンが通常より少なくなっている状態です。

鉄不足の症状

  • 集中力低下
  • イライラ
  • 神経過敏
  • めまい・耳鳴り
  • 片頭痛
  • つかれやすい
  • 関節・筋肉の痛み
  • のどのつまりや違和感
  • 冷え症
  • 朝なかなか起きられない
  • アザができやすい
  • 肌・髪の毛・爪のいたみ
  • 不妊
  • 微熱
  • 心悸亢進、息切れ、頻脈

鉄不足に陥りあらわれる症状は、うつやパニック障害、不安障害などに酷似していると言われています。

ハナの頭痛は鉄不足が原因だった?!

実際ハナが中学3年生の時、続く頭痛と微熱を心配して受診しました。MRIや血液検査をしたのちに指摘されたのが「貧血」でした。その時の医師の説明では、

赤血球が全身の細胞に酸素を運びます。貧血になると、細胞に酸素必要量が確保されずに頭痛や肩こりなどの症状が起こります。また、血液が通常より速く体内を循環するようになりそれが微熱につながっているのだと思います。

小児科担当医師

高校受験を控えたこの時期、頭痛の正体が「貧血」だと言われて少し安心はしました。その時は、鉄剤と胃薬をもらい服用を続けることになりました。結局その時は、1か月ほどの服用で「頭痛」や「微熱」はかなり軽減しました。ハナも貧血ということで少し安心したこともあり、その後の治療を中断してしまいました。

「貧血だからと」私は軽く考えてハナが同じような貧血の症状を自覚しても治療で治すべきことという自覚がたりませんでした。

大学受験を迎えた去年の今頃も、ハナの不調の原因である貧血の治療を行わなかったのは痛恨の極みです。ご自身でも、娘さんでも同じような症状がある場合は、一度貧血を疑って受診されることをオススメします。

毎月の月経痛やそれに伴う腹痛・頭痛など改善されるかもしれません

ハナの肌荒れニキビは鉄不足が原因?!

鉄とは一見関係のなさそうな「肌荒れ」などを引き起こす鉄不足によるコラーゲン劣化。鉄不足は以下のような症状を引き起こすそうです。

  • シミ
  • ニキビ
  • 肌荒れ
  • 切れ毛、二枚爪などの髪の毛や爪の劣化

実際、ハナを観察してみますと「ニキビ」「二枚爪」「そばかす」などの症状がみられます。

貧血(鉄不足) 原因

貧血(鉄不足)には鉄欠乏性貧血 、巨赤芽球性貧血 、再生不良性貧血があり、その中で一番最も多くみられ約80%をしめているのが鉄欠乏性貧血です。治療のはじめはこの原因を突き止めてからスタートになります。

鉄欠乏性貧血はなぜおこる

鉄欠乏性貧血には必ず原因があります。

  • 慢性的な出血 ( 過多月経、子宮筋腫)
  • 消化管出血
  • 鉄分摂取が成長に追いつかない
  • 偏食・ダイエット

貧血を治す

鉄剤で治療 一度貧血の状態になると、食事療法だけでは治癒しないと言われています。というのも、治療で投薬される鉄剤は100mgの鉄を1日に摂取します。これを2カ月服用することで貧血が改善するといわれます。

例えば、この100mgの鉄を食材から摂取しようとしたらどのくらいのものになると思いますか?

食事療法 鉄分を多く含む食材として有名なレバーは、100gあたり10mgの鉄分を含みます。ですので、1日100mgをレバーから補おうとすると、毎日1㎏ものレバーを2か月間食べることで鉄剤の治療と同程度の鉄を摂取することになります。

貧血は食事療法では治らない

上記のレバーのように、貧血を食事療法で治そうと頑張ってもあまり改善できず、鉄剤での治療では2カ月程度で改善するといわれます。しっかりと医療機関を受診して、血液のヘモグロビン量を見ながら適切な治療を行うことが大切です。4人に1人が貧血と言われている現代、その疲れや不調は貧血かもしれませんね。

貧血の治療目安

鉄剤の内服をスタートしてからは、定期的に通院しながら血液検査をしていきます。目標は貯蔵鉄の指標であるフェリチンが十分な数値になることです。ただし、実際にはフェリチンが十分な数値になった後も数ヶ月は鉄剤の内服が必要となります。

  • 1~2週間:網赤血球が増える(血が盛んに造られていることをあらわす)
  • 3~4週間:ヘモグロビンが増える
  • 2~4ヶ月:ヘモグロビンが正常化する
  • 6ヶ月:フェリチンが正常化する

結構長いみちのりですね。もちろん、フェリチン値が正常になった後も食事療法で鉄欠乏症に再度陥らないように食生活を見直していく必要もあります。

貧血を見直すきっかけとなった1冊の本

末男の発達障害を改善すべく手に取った本は、ハナにも通じていました。

食事でよくなる!子供の発達障害 ともだかずこ著

この本は、末男の発達障害を改善するきっかけになればと書店で手にした一冊でした。末男のことはもちろん、貧血と診断された長女のハナを放置したことをまず心から後悔しましたね。

ハナの症状と本書を比べながら読み進めていくと、鉄やたんぱく質が子供の成長や人間の生理機能維持にどれほど重要かということがすんなりと繋がって理解出来ました。

末男の広汎性自閉スペクトラム症

我が家のアイドル「末男」君

まだ、うちの末っ子、2010年生まれの次男について説明しておりませんでした。可愛い末男は2018年小学校2年生の時に、学校の先生からWISCというテストを受けるよう勧められました。

WISCは学校を巡回している、市の療育センターの方が小学校に出向き実施してくれました。

WISCの結果は、能力にバラツキがありいわゆる広汎性自閉スペクトラム症に学習障害(LD)を併発しているであろうという結果でした。

小学校3年になる2019年の5月から市の特別支援プログラムで月に数回グループワークに通い始めました。主に対人関係を良好に築くためのプログラムです。

続編 発達障害を食事から考える

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