2019年長女・ハナちゃんの受験

ハナ東大受験 長女ハナ2000年生
2019年東大理科二類に挑戦

平成31年度の東京大学受験

うちの長女・ハナは2019年平成最後の東大受験をします。

私にとって、はじめての「わが子の大学受験」。もともと小学生の頃から医学部を目指していたハナちゃんでしたが、高校生になってから。「私は医者を目指していないことに気づいた。」とまさかの方向転換。

しかも、2年生で文理選択を理系にしてからの方向転換だったので大慌て。本人はどこ吹く風で、東大に行けば入学する科類にかかわらず、教養課程後に学部を変えられるから、大学に入ってもう少し「社会」とか、「会社」や「組織」なるものを間近に見てから学部を選びたいと。

あぁ、それはいわゆる「モラトリアム」な期間をのばそうということだね?と、意思確認すると、ハナにとっての「モラトリアム」はよほど後ろ向きな言葉だったためか、叱られたことを思い出します。

モラトリアム東大生時代


モラトリアム/Moratorium
心理社会的モラトリアム – 学生など社会に出て一人前の人間となるのを猶予されている状態を指す。心理学者エリク・H・エリクソンによって心理学に導入された概念。本来は、大人になるために必要であって、社会的にも認められた猶予期間を指す。日本では、小此木啓吾の『モラトリアム人間の時代』(1978年)などの影響で、社会的に認められた期間を徒過したにもかかわらず猶予を求める状態を指して、否定的意味で用いられることが多い


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィキペディアに、私とハナちゃんの勘違いを物語る一節がありました。ウィキにあるように、大人になるために必要な期間だと本当に感じます。自分の高校生時代を振り返ってみても、私には自分の進むべき道をしっかり決められる能力はなかったから。「モラトリアムの時代をモンモンとあれこれ思いながら、アイデンティティを確立していくもんだっ!」と、高校生時代の現国の先生に教えていただいて、なるほどそうだ。と、安心したものです。モラトリアムはピーターパン症候群のような現実逃避ではないのである!

東京大学には「進振り」制度によって、入学後に2年間の教養課程があってそこで学んでいるうちに自分が進むべき学部を選択するチャンスが得られます。

この2年間の教養課程をモラトリアム東大生時代と命名します。このモラトリアム期間を設けてくれている大学って、他にあるのでしょうか?うちのハナちゃんは、この東大の素晴らしい制度と東京に憧れての「東京大学受験」がスタートしたわけです。

京都大学のオープンキャンパスへ

実はハナちゃん、高校入学当初は進路希望を「東京大学理科三類」で通していました。恐ろしい。知らないということ、無知ということは人を恥ずかしいくらい大胆にさせるものです。T塾に高校1年生の時に入塾した時、担任の先生に入れてくださいと、お願いしました。今思えば、「苦笑い」のような顔していたな、彼。

とはいえ、志は高く持て!とも言いますから、医学部を目指していたハナちゃんは、憧れの東京での医学部ということで、東京大学理科三類と東京医科歯科大学を目標にしていました。

その後2年の文理選択は当然のように理系に進んだのですが、突然の「医者にはならない」宣言です。では、いったいどんなことを学びたいと思っているのか聞いたところ「経済学」に興味があるといいます。そうです。文系科類です。ゲーム理論や集団心理のようなものを学んでみたいと。本人も興味があることはあるのだろうけど、本当に経済を学びたいのか疑問の余地が残る。

ハナちゃんが高校2年の夏、2018の夏に京都大学のオープンキャンパスに行きました。京都は、暑かった。ハナちゃんがキャンパスツアーに出かけている間、私とオット、正男、末男で鴨川のデルタ地帯なるものを目指しました。単に鴨川のほとりで涼をとりたかったということもありますが、リア充な京大生はデルタ地帯でイチャイチャすると、京大マップに載っていたので見たかったのもあります。

正男と末男があまりの暑さに、子熊のように川で水浴びをしていると、ツアーが終わったハナちゃんが合流。第一声は「こんな暑いところには住めない。」だって。私的には、歴史ある京都の中心から少し離れた京都大学周辺は、勉強するのに学生が学生らしく過ごすのにこの上なく適しているところだと思うのだけどな。京大の経済学部は留学中の単位も入れてくれるし、自由度が高くて面白そうでした。

科類選択へ

やっぱり、東京に行きたいハナちゃん。しかも、モラトリアムをよしとしてくれる東京大学へ。まず、進振り制度があることから、理系選択したハナちゃんは理科Ⅰ類を目指すことに。

結構その時の理由が子供らしくて、笑った。


平成31年度において、教養学部に入学を許可する学生の募集人員は、次のとおりです。

前期日程(人)
文科一類
401
文科二類
353
文科三類
469
理科一類
1,108
理科二類
532
理科三類
97

2,960


平成31年度 一般入試(前期日程)の概要 (東京大学HP)

上記のとおり、約3000人中の3分の1以上の枠が理科一類にあるからです。

これは後で、ハナちゃんの知識不足で枠は多いけれど、偏差値は高いとうことに気づき、高3の夏ころからは理科二類からの進振り文転を狙っています。

東大理Ⅱ合格なるか?

2018年の年末も近くなってきたころ、通っているS高校の先生から「家庭での話し合いで、浪人の可否を知らせる面談」という話がありまして、ハナちゃん本人に尋ねたところ「当初考えていた私大も受かってもいかないから受けずに、東大に落ちたら浪人する。」と、宣言されました。結局『東大のみ受験で、結果次第で浪人です』と用紙に書いて提出すると、面談はいらないということでした。あっさりしてる(笑)

ハナちゃんが中学3年生の時に、東大の本郷キャンパスで開かれる「五月祭」について行ったことがあります。東大生が東大を目指す子に向けたアンケートやメッセージが載っている冊子に、『高校時代を思い切り楽しんでから、1年浪人して入れば良かった!』という意見がとても多かったことを覚えています。女の子達も浪人することを恐れず、むしろ自分の人生設計を充実させることへの関心の高さが印象に残りました。

ですから、ハナちゃんの決意表明で私も心から東大一本への挑戦を理解できて、応援することができます。

そんな心強いメッセージを残してくれた先輩方に心から感謝しています。

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